「まだ大丈夫」が一番危ない。サマーウォーズが教えてくれた熱中症予防の本質
こんにちは
今回は『サマーウォーズ』というアニメ作品から、
「熱中症予防」と「経口補水液の必要性」について考えてみたいと思います。
「アニメの感想?」
と思った方、安心してください。これはアニメの紹介ではなく、現実の話をアニメから考える内容です。
OZが乗っ取られた時、みんな「まだ大丈夫」だった
サマーウォーズの中では、仮想空間OZがAIに乗っ取られて大混乱に陥ります。
でも最初の人々の反応はこうでした。
「一時的な不具合でしょ」
「そのうち復旧するでしょ」
結果、交通・医療・金融・通信…あらゆるインフラが崩壊寸前に。
この流れを見て、ふとこう思いました。
「あ、これって、熱中症の現場と同じじゃないか?」
現場でも「まだ大丈夫」は危険
炎天下での作業中、こんな声をよく聞きます。
- 「まだ喉乾いてないし大丈夫」
- 「今日は昨日よりはマシだから平気」
- 「あと30分で休憩だから大丈夫」
でも実際に倒れる人が出るときって、だいたい“まだ大丈夫”と思ってたときなんです。
熱中症の怖さは「自覚しにくい」こと
熱中症って、突然来るわけじゃありません。
じわじわと身体の中で進行して、気づいた時には重症化している。
「なんかだるいな」「ちょっとボーッとするな」
それを「寝不足かな?疲れてるだけかな?」と流してしまう。
でもそれが、命に関わるサインだったりする。
栄おばあちゃんに学ぶ「仕組みの力」
サマーウォーズの中で、栄おばあちゃんが
電話で地域の人たちに声をかけ、混乱の中で冷静な指示を出していくシーンがあります。
これ、めちゃくちゃ象徴的です。
「混乱してから考えるんじゃない。前もって動ける仕組みを持っておく」
これが、現場でも本当に大事。
経口補水液は、感覚じゃなく“仕組み”で使うもの
多くの人は「水分補給=水やお茶」と思っているかもしれません。
でも現場ではそれだけじゃ不十分。
汗をかくことで、体は水分だけでなく塩分・ミネラルも失っている。
そして、WBGT(暑さ指数)が28℃を超える環境では、単なる水では身体を守れない。
そんなときに必要なのが、
⇒ 経口補水液(ORS)
国の指針でも推奨されています
厚生労働省の熱中症予防マニュアルでは、
WBGTが基準値を超える場合、こう書かれています。
「ナトリウム40〜80mg/100ml含有の飲料(経口補水液など)を、
20〜30分ごとにコップ1〜2杯摂取することが望ましい」
つまり、のどが渇いたから飲むのではなく、“時間で飲む”ことが重要なんです。
僕も「感覚」を信じて失敗しかけた
正直、最初は僕も「水飲めばなんとかなる」と思ってました。
でも、ある夏の作業で、
- 汗が止まらない
- 頭がボーッとする
- いつもより疲れがひどい
そんな状態になり、「あ、これヤバいやつだ」と気づきました。
それからは、作業前・中・後に経口補水液を飲むようにしたら、
体のだるさや疲れ方が明らかに変わったんです。
サマーウォーズの教訓を、現実に活かす
サマーウォーズの世界では、
みんなで協力してOZの混乱を乗り越えました。
でも現実では、倒れてしまった人を“巻き戻す”ことはできない。
だからこそ、僕たちは”倒れる前に動く”必要がある。
まとめ:「命を守るのは、感覚ではなく準備と行動」
経口補水液を飲むことは、
単なる「熱中症対策」ではなく、
自分の命を守る“準備”であり、“仕組み化された行動”です。
そして、
アニメの中にも、現実を考えるヒントはたくさんある。
「まだ大丈夫」
その言葉が一番危ない。
暑い夏、今日も現場で生きる自分たちができることは、
小さなことでも「今から備えること」。それを僕は、サマーウォーズを通して、あらためて考えさせられました。
おまけ:現場でおすすめの補給タイミング
- 作業前:経口補水液 200ml
- 作業中:1時間ごとに水+経口補水液を交互に補給
- 休憩中:塩分のある食事+水分
- 作業後:疲労が強い日はもう一度経口補水液
アニメをきっかけに、自分の行動を見直す。
そんな記事が、誰かの役に立てばうれしいです。
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