やる気は必要ない。行動の流れを作れば、自然と動ける「助走理論」
1. こんな経験、ありませんか?
「仕事終わりに家に帰ったら勉強するぞ!」 「朝起きたらジョギングしよう!」
そう思っていたのに、いざその瞬間が来ると、 「やる気が出ない…」 「なんか面倒くさい…」
結局、スマホを触ったり、ダラダラしてしまい、 「なんでさっきまでやる気があったのに、今は何もできないんだろう?」 と自分にがっかりしたこと、ありませんか?
実はこれ、やる気の問題じゃないんです。 あなたが動けないのは、「行動の流れ」がすでに決まっているから。
2. 仕事には行けるのに、勉強や運動はできない理由
仕事にはどんなに疲れていても行ける。 でも勉強やジョギングはできない。
なぜか?
それは「仕事をするための助走」があるから。
仕事をする前の行動を逆算すると…
- 起床 → トイレ → 保育園の準備 → 食洗機の片付け → 洗濯物をたたむ → 家を出る
- 車で通勤 → 駐車場から会社まで歩く → 着替え → 仕事開始
この流れを見てみると、実は仕事が始まる前から、体はすでに動いている状態になっている。 つまり、「助走」がしっかり作られているから、スムーズに仕事に取りかかれる。
3. 帰宅後に動けなくなる理由
では、帰宅後はどうだろう?
- 鍵を開ける → 洗濯物を洗濯機に入れる → 手洗いうがい → 買ったものを冷蔵庫に入れる
- 小腹がすいたので何か食べる → スマホを見る → シャワーを浴びる → リラックスモード
この流れでは、「リラックスの助走」が作られている。 つまり、ここで「勉強しよう!」と思っても、 「リラックスモード」になっている体が拒否反応を起こすのは当然。
だから、やる気があっても動けない。
4. 「助走」を作れば、すぐに行動できる!
「じゃあ、勉強や運動のための助走を作ればいいんじゃない?」 そう思って、自分で試した結果、めちゃくちゃ効果があった!
例えば、朝ジョギングをするために、 「就寝時の格好を走れる服にする」というアイデアがある。 でもそれだけでは足りない。
なぜなら、「走るための助走」がないから。
もし、「起床 → すぐ走る」という流れにしたら、 「眠い」「面倒くさい」「動きたくない」 となる可能性が高い。
それなら、
- 起床 → 洗濯物を取り出す → 体を軽く動かす → 外に出る
こうした「助走」の動作を入れることで、スムーズにジョギングに移れる。
5. 助走があると、やりたくないこともできる
大体の人は「やりたくないこと」が多い。
- 仕事に行きたくない
- 運動が面倒くさい
- 勉強よりもゲームやアニメが見たい
- 家事なんてやりたくない
そんなことをやるために、助走なしにいきなり取り掛かれるなら苦労しないし、悩まない。
でも、考えてみると、仕事の前は助走がある。 だから、仕事には行ける。
つまり、「助走があれば、やる気なしでも行動できる」ということ。
6. まとめ:助走をデザインしよう
✔ 助走は人それぞれでOK(洗濯物を畳むでも、軽く歩くでも、音読するでもOK)
✔ 助走が意味ないと思う人もいるけど、自分にとって意味があればそれでいい
✔ 助走があれば、やる気なしでも流れに乗れる
あなたにとっての「行動の助走」は何ですか?
「やる気が出ないなら、やる気を出すんじゃなくて助走を作ってみよう!」
それだけで、苦手なことでも自然とできるようになるかもしれません!
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